トタン屋根の塗装リフォーム
今日は2月にブログで記事にした雨漏り調査を行ったお客様よりトタン屋根の塗装リフォームをご依頼頂いたのでご紹介致します。
まず、屋根の雨漏り調査時のトタンの状態がこちらです。
このトタン屋根を最後に塗り替えてからだいぶ年月が経っているためコケが生えていたりトタンとトタンの継ぎ目が錆たり塗料が剥がれて浮いた状態になっていました。
トタンの継ぎ目を拡大するとこのようにコケや錆び・塗料の剥がれで隙間が空いている状態になっています。
元々この黒い塗料の前はシルバーの塗料で屋根を塗り直したことがあるとのことでした。
この黒い塗料の状態でこんなに傷んでいるのはもちろん年月もありますが、シルバーの塗料に塗装した際、塗装前にトタン屋根の洗浄や錆び止めを塗るなどの塗装前の準備がちゃんと行われていない状態で塗っているので、そのシルバーの塗料が剥がれてしまうと上から黒い塗料がいくらしっかりと塗られていてもシルバーの上に塗っているのでシルバー塗料が剥がれてしまうと錆や継ぎ目の隙間が出来てしまうのでこんな状態になっていると考えられます。
そこで、今回は屋根全体の洗浄・錆び止め・塗装を行いました。
まず屋根をコンプレッサー式の高圧洗浄機で屋根の洗浄です。
錆びやコケなどをしっかりと洗浄すると共に剥がれかけた古い塗料や砂ボコリなどの汚れを落としキレイな状態にします。
上の画像でわかるように高圧洗浄でこんなに汚れが取れます。もしもこの汚れの上から塗装してしまうと今回のように錆てそこから雨漏りの原因になってしまいます。
洗浄後その日はよく乾かして次の日は錆止めを塗ります。
最初に雪止めや側面・角など屋根の細かい部分に丁寧に錆び止めを塗って行き
細かな部分が塗り終わってから全体にローラーで錆止めを塗ります。今はよく塗料に錆び止めも成分も配合された塗料などがありますが、そういった塗料は錆び予防の効果があまり期待できませんのでしっかり錆止めは錆び止め、塗料は塗料で別々に塗っていきます。
屋根全体に錆び止め塗り終えたら1日乾かします。翌日は塗料を塗っていきます。
まず一回下塗りをし次の日は丸一日乾かして塗料とトタンがしっかりとくっついてくれるのを待ちます。
翌々日一回目の下塗りがしっかり乾いた後に二回目の中塗りです。
塗装は塗料を二回・三回と塗り重ねることで、被膜が厚くなるのでしっかりと密着し長持ちするようになります。
もちろん見た目的にも重ね塗りをしているのとしていないのでは艶などが断然違います。
中塗り完了後はその日は乾かし、翌日に仕上げの本塗です。
こちらが本塗後のトタン屋根の写真です。
錆び止めを塗った後に塗料を三回塗り重ねることで塗料がしっかりと溶着し艶もでてとてもキレイに塗りあがりました。
塗装完了後のトタン屋根表面の拡大がこちらです。
光りの当たり具合では窓が屋根に写り込むくらいキレイに塗りあがりました。少し離れて屋根を見たときがとてもキレイです。
屋根の塗装は塗装前の屋根の洗浄や錆び止めなど、塗料を塗る前の下準備で塗装の持ち年数が全然違ってきます。
塗る塗料には色々な種類があって遮熱効果のある塗料や樹脂塗料・ウレタン製の物など色々種類がございます。塗料の種類によってお値段も様々ですので、お客様のご要望やご予算に合った塗料を選んで頂けます。
屋根の塗装など屋根のリフォームをお考えであれば是非ハウスサポートまでお問い合わせください。